コンサート「群声」 作詞/作曲/構成 なかええみ
雨(あまみ)
雨は 天(あま)と 地を結ぶ・・・
遍く 私たちを 濡らす雨・・・
『雨は きっと甘い』
馬の夢
貧しい家に 娘と父と馬が共に住んでいた。
馬は娘を愛した。娘も馬を恋した。ある夜、娘と馬は夫婦になった。
馬は父に殺された··馬は手綱をゆるめ ゆったりと周る 私たちの夢の中で
(「遠野物語」(柳田國男)、「捜神記」に伝わる『馬娘婚姻譚』より)
囃子歌「音遊び」
音は最先端のオカルトだから!(嘘か誠か ネンネンネネン!)
パフォーマンス『聴こえない音』
聴こえる音 / some sign / 私のお経~深い瞑りの中で
聴こえなくても音はある!そこら中に!
some sign(気配)がある 気配に呼びかけてみよう・・だから応えてください・・!
お経 祈り唱える・・それは私のために、、私と結ばれている人のために
鍬を持つ人がいた
祖先の音が聴きたい!
ひとりびとりが音を響かせろ!
産まれてきた子らに
産まれてきた子らによって、共同体としての私たちは「どういきるか」を問われ、目的を見出すように思う。
いよよ華やぐ花ざかり
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コンサート群声
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群声(ぐんせい)
〜我なく 象らず 添い合う〜
独自メソッド。演劇的合唱手法。多くは伴奏を用いず、人の声だけで物語や情景を表す。
土着的な歌唱法のように、音程と歌い始めを決めず自然発生的な合唱を目指している。
「にじる」「にごす」「発せず」の技法を取り入れている。また、複数の音調の違う旋律を同時に歌う表現も特徴。
サンガツオモシアトラム
2014年活動開始。声と音で作る群声集団。主な代表作に音楽劇『たぐる』、『よろぼし』など。能や民話の物語を再構築して、人の中に潜んでいる感覚や意識に向けた作品創りを行ない、非日常空間の中で癒しの作用を目指し、声と身体を使った表現を展開している。演劇集団。幼稚園、保育園、小学校でもこども向けの演目も上演している。また、最近では演舞や映画などとのコラボレーションにも力を入れている。
演出、劇作を担当。劇作家としての仕事を「神話の再構築」と位置づけている。
音と感覚のワークショップ「ここおと」主宰(金剛院)。
佐藤壮広
宗教人類学者。研究分野は宗教人類学、平和学。沖縄文化、フィールドワーク論、コミュニティ・ファシリテーション、文章表現などを大学や図書館、生涯学習の場で教えている。『月刊 地域人』「地域創生本、地域雑誌紹介欄」執筆、編集・ライター。宗教人類学研究会を定期的に開催している。
(前回の対談の様子)
会場 ゆうど
東京・目白にあるギャラリー。井戸と緑豊かな庭をもつ古民家。