よろぼし〜手湯と草〜
コロスの語りによって物語りは進んでいく。コロスは風景でもあり、人物でもある。
手湯のすすめ
野良の女
手当てを勧めるよろぼし
よろぼしはなぜ光を失ったのか? 私は何を見ているのか?
コロスの声の重なり(群声)が情景を生みだす。
目を開けたよろぼし。
蓬の歌手
草を愛するよろぼしの物語り。草を片手に人々を癒していたよろぼしが、ある出来事から自らの心の声に向き合うことになる。サンガツ-オモシアトラムのオリジナル群声劇。
「心に映るしもの目に映るし」私達は何を見ているのか? 私達が見たいものは何か?
アーバンライフフェス上演の為の小作品(上演40分)。
作/演出 なかええみ
音楽 「よもぎの歌」作詞 なかええみ 作曲 小松真弓
出演:日髙恵梨子 コロス/けんぼうの母/けんぼう/上様/太鼓
岩田京子 コロス/草の歌手/上様
押田直子 コロス/平たい手の男/上様/縦笛と鉄琴
黒河内久恵 コロス/手湯の女/亥の方の母/付き人
なかええみ よろぼし/蓬の歌手
舞台写真:Katsumata Yasuo / くろちゃん
<みなさまの声>
●前半から涙が勝手に出てしまいました。気づき、学び、感謝です。(C. H.さん)
●ことばがとても面白かったです。どこの方言?か分かりませんが、あたたかい感じがしました。近くで迫力もあって、時々びくっとしながら聞き入りました。(M. M.さん)
●目が見えていることが大切なものを見せていない。そんなことを感じました。(H. Y.さん)
●目で見たことは本当なのか? 何が本当なのか…知りたい…!! 心の目が大事なのかも。(M. W.さん)
●よろぼしさんが、ぶっ続けの演技をしていたのがすごかった。(R. B.さん)
●群声劇という発想が斬新でした。(T. Y.さん)
●4人のセリフや効果音、
衣装も考えられていて、真っ白のよろぼしさん(無垢?)に対し、
●一人一人が持ち味を活かした、大胆で繊細で、冷たくて、
●時々お世話のために顔出してるお舅さんをもっと触れながら癒してあげたいと思ったし、今の医療のことや平和についても考えた、
●一人芝居と声たち、という劇を見たことがなく、引き込まれました。よろぼしの気持ちになって、どきどきしながら観ていました。(K. I.さん)
●声で周りの環境を表現するのは、落語のような面白みがありますね。空間もとても良かったです。(B. F. さん)
●今の時代、本物を見る力を連想し、心と向き合えるチャンスの手立てだと思います。(Y. S.さん)
●なかええみさんの演目は2回目ですが、日本語の言い回しがとても好きです。(Y. N.さん)
●とても迫力のある演技に涙が出そうになりました。(Y. M.さん)
●朗読と芝居の良さがあって、面白かったです。余韻というか、余白の部分があっても良いのかなと感じました。(I. A.さん)
●初めてこのように間近で上演される劇を見させてもらいました。素晴らしい刺激をもらいました。(M. H.さん)
●世間の醜さ、人の心の底にあるみっともなさが、とてもよく表現されていて、感慨深かった。
●観ている間、自分も劇の世界の中で手湯を施されている感じがしました。じんわり温かくなった身体と心、普段使っていなかったことばや、非日常の空間にふれて、眠っていた自分の中の細胞がゆらゆら動き出した不思議な感覚。帰り道から、これから草を見ながら、もっとじっくりとこの感じを味わっていけるのが嬉しく、楽しみです。
●本当によろぼしの前にいる人物が見えた気がします。
●歌のメロディーで胸がいっぱいになりました。
●コロスがとても力強く効果的でした。
●自分の“てあて”が必要な時期に、よろぼし~手湯と草~を観れてよかった。
●みなさんの熱演が素晴らしかったです。歌に癒されました。
●毎回深いテーマで、観ながらいろいろと考えさせられます。
●とても不思議な雰囲気の劇で、少しずつその世界に引き込まれていきました。
●「草は仏」という言葉が印象的でした。(K. Kさん)
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