ライブ『し乃美夜 SHINOBIYORU
2017年11月5日 at ギャラリーHATCH
詞・曲・構成・歌 なかええみ
映像・写真 MIWAKATOH
出演 サンガツオモシアトラム
写真家MIWAKATOHとパフォーマーのなかええみが「日常の中に祈りがある」と対話をし、そこから始まったコラボレーション。
対談こちらです。
映像とうたと群声「し乃美夜」
イメージギャラリーは空です。
【詞・曲】
微睡(まどろみ)
夜でもなく朝でもない...目醒める予感のイメージ。
雨(あまみ)
雨は天から降る。あまねく地に天から降る。「私」は雨に濡れる。 私たちの身の回りの水は全て天から落ちてきた。天を含んでいる。
よったらよい
忍び寄って近づいて「私」に!私はこんなにもここにいるから!
リバース
再生。生きるためには死んでいく...生を内包させた死という生を生きる。
ひいらいた
あちこちに花が咲く。あちこちに。蓮華の花は仏のオマージュを乗せて軽やかに。
トンティンシャン
雨で地面が叩かれる。まだ明けない雨の夜にあって「悦び」の豫告が宣言される。晴れやかな朝になる!と。
雨上がりの空
雨上がりは朝を携えてやって来た。再生した「私」は昨夜と違う「私」のようだ。
朝餉(あさげ)の時間
朝の風景。どこにでもある生活の風景。「私」は朝にあって朝そのものだ。
曼荼羅の祈り旅
「朝は来るだろうか?」祈りの旅に引き込まれた「私」の気づき。
「曼荼羅の祈り旅」 詩 なかええみ
曼荼羅の舟に乗り 曼荼羅の旅に出た
数多の腕に 絡まれて 暗闇の海へ沈められ 漂った
曼荼羅の舟に乗り曼荼羅の旅に出た
行く手に見える 白い御手 旅人を 誘うかのように 浮かんでいる
深い深い祈りの世界 深い深い瞑りの中で
ああ 朝は来るだろうか
私を呼ぶ声がする 畏れが口を開いた 今 祈らせて
曼荼羅の舟に乗り 曼荼羅の声を聞いた
呻きにも似た 歓喜の歌よ 私は瞑りの海で 夢を見た
風に吹かれし 舟こぎの人 道を分かつ 漕ぎ手の男
あの手 知ってる おとうさん ああ 朝を迎える
曼荼羅の舟に乗り 曼荼羅の旅に出た