群声とは

〜我なく 象らず 添い合う〜


独自メソッド。演劇的合唱手法。多くは伴奏を用いず、人の声だけで物語や情景を表す。
土着的な歌唱法のように、音程と歌い始めを決めず自然発生的な合唱を目指している。

「にじる」「にごす」「発せず」の技法を取り入れている。また、複数の音調の違う旋律を同時に歌う表現も特徴。

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(演劇公演とのコラボレーションの様子)





合唱のように皆が同じ音程を出したり、同じ音質に揃えたりする事はしません。
音階をあまり使わないため、不協和音的な音や、「にごり」も採用されます。




発声する、その人個人の持っている音「個音」が軸になりますが、「個の主張」はせず、
相手や場から生まれる「合」に添うことを目指します。
型はありません。
あるのは、その場の自在なゆらぎ。



群声は、音色と音が発するエネルギーを加味し作詞作曲されます。

歌詞の意味よりも、音そのものの主張が主となり、異なるエネルギーを持つ音同士が重なりあって、全体の音が「ゆらぎ、生きて」いくことも表現となります。


サンガツオモシアトラム主宰/群声指導
なかええみ