音楽劇たぐる 舞台

<第一部>
糸繰りの娘

道行人の声などは、地歌(群声)によって語られる。

登場人物は人形としても演じられる。

人形遣い

娘は人の血を食す鬼だった。
<第二部>

鬼の娘の元に、《道》に迷った僧が現れる。

娘は僧に死んだ兄の守り糸を探している。

糸を見つけたいと歌う。

「糸を探しに参ろう」僧は娘を殺めるか・・・

 


鬼、僧。

舞によって 音の揺らぎによって 醒める。
 

迷いからも醒めた僧。願いの糸は切れぬ。鬼は願いである、祈りである。


願いは切れぬ・・・ならば、鬼となろう。
 
撮影:加藤美和
撮影:加藤美和